会長のご挨拶



令和5年度 新年のご挨拶


2023年の新年を迎え、会員の皆様に謹んでお慶びを申し上げます。
さて今年は、昨年、一昨年に引き続き、コロナ禍での年明けになりました。夏のオミクロン株第7波のピークが、ようやく減少傾向を見せたのも束の間、11月中旬過ぎには感染の再拡大が見られ、新たな「第8波」に突入してしまいました。 
私達一人ひとりがワクチン接種をはじめとする予防策を講じ、感染拡大防止と社会経済活動の両立を図っていくという意志を持って、新たな年を迎えなければならないと決意しております。

一方、世界に目を向けると、景気後退局面の中、ロシアによるウクライナ侵攻が長期化し、資源価格を高騰させております。さらに、我が国には、31年ぶりという記録的な円安が進み、食料品や生活必需品等の物価高騰に拍車がかかっております。今後、国内景気の減速感がさらに強まることが危惧されます。
こうした状況の中、本会は、葛飾区と全面的に協働して「かつしかプレミアム付商品券」発行事業に取り組んで参りました。昨年で8年目となりますが、特に、昨年から今年の冬にかけて、三たびに亘り、青木区長のご英断と葛飾区議会のご支援を得て、区内消費者の皆様方に対してタイムリーに発行できたことに深く感謝しております。今期の額面発行額は、29億8千万円となる見込みで、都内でもずば抜けたものとなります。

本会は、このプレミアム商品券を皆様に有効にお使いいただけるよう、商店街や地域の活性化のため、「葛飾区産業フェア」や「かつしかフードフェスタ2022」の開催に積極的に区と協働し、さらに「商店街チャレンジ戦略支援事業」として3つのイベントに全力で取り組みました。
その第1は、昨年2月に開催した、4回目となる「かつしかグルメ選手権Jaぱんカップ2022」です。本イベントは大人気で、多くのリピーターが参加し、昨年は一昨年の約3倍もの売り上げで、約1万5千人を超える皆様に、店舗投票でチョコレートパンの葛飾ナンバーワンを決定していただきました。
第2は、9月に、プレミアム付商品券をご利用いただき、「かつしか肉フェスタ2022」を開催しました。区内100店舗がスタンプラリーに参加し、さらに、9月の最終日には、コロナ対策に万全を期す中、新宿みらい公園に25店の肉料理店が集まり、プロレスの食い倒れマッチやロックで盛り上がりました。
第3は、昨年の10月21日(金)から11月6日(日)までの17日間開催いたしました「かつしか街なかまるごとグルメ2022」です。商店街でなければできないイベントです。コロナ感染状況も安定してきた中で、前売券の売り上げが好評で、葛飾全域から153店舗ものお店が参加しました。

地域とのつながりなくして商店街はありません。今後とも、皆様のために、何ができるか現場目線で、皆様の生活をお支えできるよう、葛飾区の掲げる「持続可能な開発目標(SDGs)」のもと、葛飾の商店街が「地域のサービスの場」となるよう、知恵を絞って取り組んで参ります。
結びに、皆様方のご健勝、ご繁栄を心からご祈念申し上げまして、私の新年のご挨拶とさせていただきます。




染谷 光雄


葛飾区商店街連合会会長
葛飾区商店街振興組合連合会理事長